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谷根千の草分け

谷根千工房
谷根千工房 仰木さん

いま東京で注目を集めるものといえば「谷根千」と落語。そんなブームに乗って寄席「やねせん亭」は立ち上がりました。

機関誌「谷中 根津 千駄木」は1984年10月の創刊から、今日まで年に4回発行のペースで進んできましたが、残念ながらあと2回で終刊ということだそうです。

yanesen91

不肖円左衛門もこの91号に中特集的に、取り上げていただきました。まだ在庫にゆとり有り

今の谷根千ブームの火付け役、谷根千工房のお一人、仰木さんにお話をお伺いしてまいりました。


円 「どのような目的で機関誌を始められたのですか?」

仰「変わりゆく街並み、そこに住む人がいつの間にか消えてゆくというのをさびしく思いまして。その記録という意味で始めました」

円「今の谷根千のブームの中で、機関誌が終刊というのを不思議に思う方も多いのでは?」

仰 「ブームと言われますが、自分の思い描いていたのとは、ちょっと違う感じです。若い人が移り住むようになり、今までになかった店などが目につくようになって、最近はスマートなお店が多いんですよね。昔の街並みとは変わってきました」

円 「以前からこの町を守ろう、というような活動をなさってたんですか?」

仰 「いいえ。結婚する前、どこに住むか?巣鴨で暮らしていたうちの旦那と相談して『人の匂いのする街に住みたいね』ということでお互い理解をしてました。たまたま目にした不動産屋の《古家あり》の札を見たのがきっかけで、その家を大家さんに案内してもらうことになりました。カンテラを下げて中を見せてもらうと、竹の間と呼ばれる立派な床の間があったり、《井戸水》と書かれた札が下がっていたりというところが気に入って、二人でこの町に住むことになったんです」

円 「今はもうその家は?」

仰 「子供ができたので、住んで2年で移りました。けど、その家で結婚式も挙げたんですよ。桜の時期にはご飯を食べ終わって『今日は蕾がどのくらいまで大きくなった』なんて毎日確認しに行ったりして(笑)。なんか、外に出てゆくのが楽しくなる街の雰囲気がありましたよね」

円 「仰木さんたちの活動の以前には『谷根千』という言葉もなかったんですよね」

仰 「そうです。谷根千は台東区と文京区にまたがってます。台東区はサンバカーニバルとかしますが、文京区はウォークラリーや体力測定とかで(笑)、発想が全く違う自治区同士なんですよ。一時共同で台東文京下町祭りというのもあったんですが、それは長続きしませんでした。続いて谷根千祭りの話があったんですが、それも話が合わずに別々するようになりましたね」

円 「自治会というのはなかなか横につながりませんね」

仰 「光源寺さんのほおずき市というのは、お寺を核にして顔見知りを沢山作ってゆくというやり方です。知っている人が沢山できて『何かある時にお互いが助け合える』という発想はいいな思います。組織にいて、組織でない人を排除するとか、そこに束縛されるというところに自分はあまり属したくないんです。ですから、谷根千は町会とはあまり付き合ったことがないんですよね(笑)」

円 「でも、それで自由な活動ができるんでしょね」

仰 「そうですね」


この町のどこぞにあった《古家》というのが、とても仰木さんとの相性が良かったんでしょうね。仰木さんは元々千駄木生まれの千駄木育ちだそうですが、その家がなかったら仰木さん御夫妻は谷根千を離れてしまったかもしれません。その古家がお二人をここに誘ってくれた、という気がします。

仰木さんの願いは谷根千が「人が住みたくなる街」になることだそうです。機関誌「谷中 根津 千駄木」は終わっても、まだまだ街を、文化を保存し、伝えてゆく活動は続けてゆかれます。

これからもご健闘をお祈りします。そして、僕は「やねせん亭」を仰木さんの意思を受け継ぐものとして認めていただけるよう、しっかりと活動を続けてゆくつもりです。
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