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シンプルであるから落語

桜湯
しおみ保育園でいただいた桜湯

菜種梅雨が今明けようとしています。今日は近所の保育園にボランティア口演。「寿限無」と「転失気」。

何時何処でやっても子供は無邪気に、全身を使って笑ってくれます。終演後ちょっとした質問コーナー。

「なぜ、お兄さんは紙を使わないんですか?」 これは落語とは何かという核心をついた問いかけです。

「紙に絵を描いてお話をするのは紙芝居だよね。落語はね、紙には絵を描かないんだよ。それは、聞いている君たちの頭の中で、その絵を想像してもらうから。落語はね、想像を楽しむ演芸なんだよ」

「なぜ、お兄さんは着物を着ているの?」 大人の当たり前は子供には通じません。

「時代劇を見たことがあるでしょ。あの人たちもみんなこれと同じ着物を着ているでしょ。たとえば水戸黄門。あの時代は江戸時代と言って今から200年から400年も昔の時代なんです。落語も時代劇と同じ江戸時代のお話なんです。だから同じ着物を着るんですよ」

子供の純真な問いかけで落語のスピリッツがちょっと分かったような気がしてきました。それは、貧乏…いや、物の少なさ。それに対する心の豊かさ。

江戸時代という今から言えば、超エコ時代。鎖国をしていたぐらいで輸入品はほとんどない。物をすごく大事に大事に使う習慣。その時代に生まれた演芸だということを、落語は素直に体現しているのではないでしょうか。

使う道具は扇子と手ぬぐい。いや、ないならないでそれなりに出来てしまう。何の装置も使わない。

R-1を見ていても今のピン芸人で紙芝居をやらない芸人はまずまれ。あとは楽器を持つ。しかし、落語はそれらたった一つの道具にも頼らないでお客さんを楽しませてしまう。

Simple is the best. 

子供への公演の時マクラで「落語は想像を楽しむ演芸ですよ」というのを、何回も繰り返し繰り返し説くことにしています。


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しゃけは戻ってくる

思い出します。小学生の頃、両親にもらった「古典落語(興津要)」、表紙が破れても読んでいたなぁ~。今は寄席に行ったり CD DVDも豊富で本はほとんど読みませんが。
この下地があったから、会社に入って「落語」から遠ざかって○十年 戻って来たのかも…。生の落語を体験できる小学生うっ うらやましい.

イクラちゃん

僕も「古典落語」全巻読みましたよ。この本が正に落語へのきっかけでした。

中学生のとき、本屋さんで何気に立ち読みしたのが、いつの間にか病みつきに。授業の合間にも食い入るように、活字を追いかけました。

僕もさざれ石(細石)さんと同じしゃけなんですね。となると、それより小さな保育園児はイクラちゃん?

無事孵化して立派なしゃけになった後も、落語の場所に帰って来てくれるのを楽しみにしてます。

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